第3回 「テスト」という言葉について
Developer Testing、Customer Testing、QA Testing
#[動画で解説]和田卓人の“テスト駆動開発”講座
https://gihyo.jp/dev/serial/01/tdd/0003
結論としては、テスト駆動開発をするにあたって私がテストという言葉を使って説明しているのは、「⁠Developer Testing」ということになります。
テストという言葉が指し示すものが複数あり多岐に渡るということが,テスト駆動開発という考え方をみなさんに広げていくときに意外と落とし穴になっています。
自分が知ってるテストのイメージからテスト駆動開発のテストという言葉を見ると,どうしても最初は「このテストで本当に品質が上がるのか?」「⁠このテストで品質保証になっているのか?」という疑問がわいてしまいます。
テストを改めて3つに分類します。
https://gihyo.jp/assets/images/dev/serial/01/tdd/0003/tdd03.png
テスト駆動開発におけるテストは「Developer Testing」
https://developertesting.com/ (右側に4か条)
開発者が開発者のために,自分自身のために,もしくはチームメンバーのために行うテスト
テストを書くことで,フィードバックを得ることができます
テストがもたらしてくれる情報をもとにコードをより良くしていこう
Customer Testingの目的は,お客さまから見て機能がどれくらいできあがっているかを示すこと
Customer Testingは進捗管理にも使用します。「⁠ある機能ができている/できていない」を端的に示せるためです。
品質保証のことを「Quality Assurance」(⁠クオリティアシュアランス)というため,私はQA Testingと呼んでいます。
品質管理・品質保証の側面からのテスト